遂に試合に出る決意をしましたか。
それはそれは大きな決断だったでしょう。
柔術を始める前の自分では考えられないような大きな飛躍ですね。
スバラシイ!!
柔術の試合に出たら気にしておきたいことをまとめておきました。
試合前:家庭内・社内予選を勝ち抜こう
柔術をしている皆さんは、家庭や仕事がある中で時間を捻出し、練習に取り組んでいると思います。
そんな皆さんは、試合に出る前に「調整」と「減量」という名の予選があります。
この過酷な予選を勝ち抜いただけで、みんな勝者です!
減量
ダイエットではありません。
減量です。
減量とはダイエットよりももっと高貴であり、神聖なモノです。
その辺の「痩せよっかなぁ♡」的なノリのキラキラ女子と一緒にしてはいけません。
別の記事に任せますが、減量を通じて試合へのモチベーションを高めましょう!
家庭内予選
試合に出るということは、試合に向けて追い込みの練習を行ない、減量して体重を作り、当日会場に足を運ぶという時間が必要になります。
それは貴重な家族や恋人との休日の時間を削ることを意味します。
家族や恋人のサポートが無い状態で試合に望むということは、余計なストレスを抱えた状態で準備をすることになります。
余計なストレスが掛かっている状態では、実力の半分ぐらいしか出せません。
二正面作戦を1人でやっているようなものです。
大日本帝国だって日中戦争と太平洋戦争を同時にやって失敗しましたし、ナチスドイツもイギリスとソビエト連邦を同時に相手にして負けてしまいました。
柔術も同じです。
ぜひ、家族や恋人にサポートしてもらいましょう。
具体的には、サポートとはこんなことで十分です。
LEVEL1:
「試合なんて遊びでしょ?」といった悪態をつかないでいてもらう
「試合頑張ってね」と声を掛けてもらう
LEVEL2:
減量に合わせて、高カロリーな食事を控えてもらう
減量用の食事を作ってもらう
LEVEL3:
当日、試合会場に応援に来てもらう
贅沢を言わずに、まずはLEVEL1の悪態をつかないでもらうを目指して頑張りましょう。
チーム(家族・恋人)に応援してもらい、戦う雰囲気を醸成するのです。
「勝手にしろ!」と半分怒って突き放された状態で試合を迎えてはいけません。
社内予選
仕事の調整も必要ですよね。
調整が必要な場合は、事前に試合に出る旨を伝えて、宣言しておきましょう。
仕事仲間も家族と同じです。
「試合頑張ってきてね!」と言ってもらうことが出来たら、十分です。
試合当日:緊張するのはあたりまえ。緊張は楽しむもの
緊張するのは当然です。
むしろ、その緊張感を楽しみましょう。
ある程度年齢を重ねると仕事でもこんなに緊張することないですよね??
このヒリヒリした感覚は、非日常的で私は好きです。
試合当日のノウハウです。
会場入りは早めに
当日の試合は集合時間の1-2時間前には会場入りをしましょう。
ギリギリは絶対にやめてください。
プロの興行だって、観客よりも先に選手は会場入りしますよね?
とにかく余裕を持ってください。
時間で焦るとろくなことはありません。
時間厳守ではなく、2時間前倒しぐらいの気持ちでいましょう。
アップスペースが狭いこともある
試合前にアップをするのですが、会場によってはアップスペースが十分でなかったりします。
そんな時は、スペースを見つけてアップしましょう。
こればっかりはどうしようもない(笑)
セコンドと動画は必須
柔術のマットの上に立てるのは1人ですが、セコンド含めての戦いです。セコンドは必ず誰かに付いてもらいましょう。
試合中にセコンドの指示は耳に入ってきますが、指示通りに動けることはまずないでしょう。
しかし、セコンドの知っている人の声がするだけで安心して戦えます。
この効果はめちゃくちゃ大きいのです。
また、経過時間とポイントを教えてもらえるだけでも十分役に立ちます。セコンドがいない場合は、試合会場で誰か知っている人を見つけて、お願いしましょう。
持ち物リスト
道着に関しては、試合前に先生にチェックしてもらいましょう。
まれに柔術着がチェックを通らずにアタフタと他の人に借りるという事故がおきます。試合当日のストレスは少しでもない方が良いので必ず先生にしてもらいましょう。
負けても腐らない
試合は必ずしも勝てるわけではありません。ましてやデビュー戦で勝てるなんて相当レアです。
負けるのは悔しいですし、落ち込むこともあるでしょう。そんな時は、その悔しさを噛み締めて、次に活かしましょう。
悔しいという気持ちを感じるだけでも試合に出た甲斐があったというものです。
他のチームメンバーの応援をしましょう。
打ち上げ
時間があるのであれば参加しましょう。
試合後・減量後のビールは相当うまいです。
今日だけは欲望(食欲)を解放して好きなだけ食べてください。
あなたはそれだけのことをやり遂げました!!
負けてたって勝者です。
試合に出てない人には決してわからない喜びがあるはずです!
おめでとう!
試合後:同じ技は二度通じない!やられた技の対策を練ろう
試合後の反省も大事です。
この反省をしっかりして対策をすることがもっとも効率的に強くなる方法です。
試合動画を見直して課題を洗い出し
仕事と一緒です。
反省して、課題を出して、改善です。
PDCAってやつですね。
普段仕事でもそんな感じでやりますよね?
仕事じゃないから仕事よりももっと楽しく出来るはずです!!
試合でやられたことは忘れない
普段道場で習うテクニックは、すぐ忘れちゃいますよね?
私もホント覚えが悪くて困ります。
ただ、不思議なことに試合でやられたことは鮮明に覚えているのです。
やられた技は、対策を練って、その技自体を自分の技にしてしまいましょう。
新しい技を増やすチャンスですし、他のどんな技よりも覚えやすいのです。
私も、かつてボトムのハーフガードからダースチョークをやられたことが物凄く印象的で、自分の技にしてしまいました。
まとめ:試合にはいろんな学びがあるからチャレンジしよう
試合は、誰もが最初はビビりながらの出陣です。
事前準備、当日、試合後と学ぶことはたくさんあります。
この工程を楽しいと思えるのであれば、試合に向いています。
せっかく柔術というスバラシイ趣味を持ったのですから、一度はチャレンジしてみてください!
よい柔術ライフを!
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